2022年度 第1回 番組審議会議事概要
「NNNドキュメント’22 アイヌ アナㇰネ ピㇼカ アイヌ語を未来へ」について
1.日 時 2022年4月26日(火)午後4時01分〜午後5時27分
2.場 所 札幌テレビ放送会館 アネックス7階 A会議
3.出席者
[審議会委員]
齋藤 一朗 委員長
赤尾 洋昭 副委員長
伊藤 亜由美 委員
稲葉 光秋 委員
上野 昌裕 委員
福岡 藍子 委員
細田 弘樹 委員
まさき としか 委員 (以上8名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
石部 善輝 取締役SDGs推進室長
長岡 孝之 編成局長
金子 長雄 報道局長
越後谷 享史 コンプライアンス推進室長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局報道部長
[特別 出席]
長坂 信行 報道局報道部副編集長
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
池上 優子 番組審議会事務局
齋藤 一朗 委員長
赤尾 洋昭 副委員長
伊藤 亜由美 委員
稲葉 光秋 委員
上野 昌裕 委員
福岡 藍子 委員
細田 弘樹 委員
まさき としか 委員 (以上8名)
[会社側代表]
井上 健 代表取締役社長
石部 善輝 取締役SDGs推進室長
長岡 孝之 編成局長
金子 長雄 報道局長
越後谷 享史 コンプライアンス推進室長
[会社側参与]
宮本 亮二 報道局報道部長
[特別 出席]
長坂 信行 報道局報道部副編集長
[事 務 局]
渡邊 泰徳 番組審議会事務局長
池上 優子 番組審議会事務局
4.議題
(1)「NNNドキュメント’22 アイヌ アナㇰネ ピㇼカ アイヌ語を未来へ」について
(2)放送番組の種別の公表に関する報告
(3)BPO報告、3月〜4月視聴者対応状況について
(2)放送番組の種別の公表に関する報告
(3)BPO報告、3月〜4月視聴者対応状況について
5.議事の概要
2022年度第1回番組審議会が4月26日に開かれました。議題は、3月27日放送の「NNNドキュメント’22 アイヌ アナㇰネ ピㇼカ アイヌ語を未来へ」で委員から以下のようなご意見を頂きました。
◇番組の冒頭と締めに、豊川容子さんの歌うアイヌの子守歌が流れていたが、不思議な声の質と神秘的なメロディーで、アイヌ語への興味を引き立てる効果が出ていた。
◇萱野茂さんのような先人の活動を受け継いで、関根摩耶さんがアイヌの言葉を未来に繋ぐために取り組む姿を取り上げていた。新しい世代の方々の活動を番組で知ることができた。
◇関根摩耶さんは、SNSを駆使し、自分が通うキャンパスで学生たちにアイヌ語を教え「アイヌってかっこいいよねと言われるようになりたい」と笑顔で語っていた。これまでの枠に収まらない新しいアイヌ像と言うような存在で、現代の若いアイヌにはこういう人がいるんだなという発見があった。
◇これまでの国のアイヌ民族に対する政策であるとか、政治家の発言、過去の状況や取り巻く環境についてもきちんと丁寧に説明され、番組の中に取り込まれていた。
◇過度な演出が全くなく、編集も誤解を招くような切り方などもされていないので、すごく誠実で公平な番組という印象を持った。ただ、その分ちょっと印象に残りにくい番組になったのではとも思った。
◇番組を視聴していて、「アイヌ アナㇰネ ピㇼカ」という番組名の意味が最後まで分からなかった。調べてみたところ「アイヌは素晴らしい」という意味のようだが、番組の中では触れられていなかった。ナレーションやスーパーなどで意味が分かるようにした方がよかったと思う。
◇アイヌ民族の話をしようとしているのか、アイヌ語という言語の話をしようとしているのか、非常にもやっとしていて、なんとなく、どっちつかずだったように感じた。やはり言語が柱であるというのであれば、言語にもっと寄り添った番組の作り方もあったのでは。
◇関根摩耶さんが、大学卒業後はあえて就職をせずアイヌ伝承にまつわる仕事を自分でやってみたいと父に告白したところ、返ってきた優しさの中にも厳しさのある言葉は、次世代にバトンを渡してエールを送っているように感じた。このシーンがこの番組の一番の見せ場だったと思う。
◇地域の放送局が全国ネットで、アイヌの方々の考えや活動を全国に発信していくのは、重要な意味があると思う。また継続してこういった形の番組を発信してもらいたい。
このほか、「5月の単発番組放送予定」、「放送番組の種別の公表」「3月〜4月の視聴者対応」、および「BPO報告」をして終了しました。
次回、2022年度の第2回番組審議会は、2022年5月24日(火)に開催を予定しています。
◇番組の冒頭と締めに、豊川容子さんの歌うアイヌの子守歌が流れていたが、不思議な声の質と神秘的なメロディーで、アイヌ語への興味を引き立てる効果が出ていた。
◇萱野茂さんのような先人の活動を受け継いで、関根摩耶さんがアイヌの言葉を未来に繋ぐために取り組む姿を取り上げていた。新しい世代の方々の活動を番組で知ることができた。
◇関根摩耶さんは、SNSを駆使し、自分が通うキャンパスで学生たちにアイヌ語を教え「アイヌってかっこいいよねと言われるようになりたい」と笑顔で語っていた。これまでの枠に収まらない新しいアイヌ像と言うような存在で、現代の若いアイヌにはこういう人がいるんだなという発見があった。
◇これまでの国のアイヌ民族に対する政策であるとか、政治家の発言、過去の状況や取り巻く環境についてもきちんと丁寧に説明され、番組の中に取り込まれていた。
◇過度な演出が全くなく、編集も誤解を招くような切り方などもされていないので、すごく誠実で公平な番組という印象を持った。ただ、その分ちょっと印象に残りにくい番組になったのではとも思った。
◇番組を視聴していて、「アイヌ アナㇰネ ピㇼカ」という番組名の意味が最後まで分からなかった。調べてみたところ「アイヌは素晴らしい」という意味のようだが、番組の中では触れられていなかった。ナレーションやスーパーなどで意味が分かるようにした方がよかったと思う。
◇アイヌ民族の話をしようとしているのか、アイヌ語という言語の話をしようとしているのか、非常にもやっとしていて、なんとなく、どっちつかずだったように感じた。やはり言語が柱であるというのであれば、言語にもっと寄り添った番組の作り方もあったのでは。
◇関根摩耶さんが、大学卒業後はあえて就職をせずアイヌ伝承にまつわる仕事を自分でやってみたいと父に告白したところ、返ってきた優しさの中にも厳しさのある言葉は、次世代にバトンを渡してエールを送っているように感じた。このシーンがこの番組の一番の見せ場だったと思う。
◇地域の放送局が全国ネットで、アイヌの方々の考えや活動を全国に発信していくのは、重要な意味があると思う。また継続してこういった形の番組を発信してもらいたい。
このほか、「5月の単発番組放送予定」、「放送番組の種別の公表」「3月〜4月の視聴者対応」、および「BPO報告」をして終了しました。
次回、2022年度の第2回番組審議会は、2022年5月24日(火)に開催を予定しています。