●米ＦＲＢ 利上げ見送り　１１会合ぶり　利上げ再開も示唆
●岐阜市の陸自射撃場で銃発射 死者２人に　自衛官候補生の１８歳男を逮捕
●米ブリンケン国務長官、１８日から北京訪問　中国政府高官と会談へ
●「認知症基本法」が成立　認知症の人と共生する社会目指す
●先月西区のカレー店店舗荒らし　男を逮捕　余罪も追及
●トラックに巻き込まれ自転車が下敷きに　３０代女性けが　中央区
●岩見沢市で火事　焼け跡から男性の遺体　住人の息子か　
●ＪＯＣが３４年以降も札幌を五輪候補地に　札幌市は開催時期見直さず
●“ルフィ”関連疑いのグループ　別の詐欺事件で３人再逮捕
●神奈川県川崎時計店強盗　逮捕の男「警察に捕まらないと説明された」
●新型コロナ「流行の第９波の入り口に入ったか」　尾身氏
●「でんすけすいか」初収穫　順調に育ち安心　当麻町

●きのうのメジャーリーグ
　エンゼルス大谷翔平選手が１０試合連続安打＆３年連続２桁盗塁
●きのうのプロ野球交流戦結果
●ファイターズ　ＤｅＮＡに１－２　相手バウアー投手崩せず３連敗
　加藤貴之投手が今季３度目の完投　万波中正選手が１３戦ぶり１２号
●テニス・錦織圭選手が１年８か月ぶり復帰戦で勝利
●レバンガ　橋本竜馬主将が契約満了で退団、他チームに移籍
●コンサドーレ・ルヴァン杯　１８日ホームで磐田戦へ向け練習
　ファンサービス解禁で選手はサインや写真撮影対応

【5時台】
M「涼風/岩崎良美」

【6時台】
M「On Your Mark / CHAGE＆ASKA 」

【7時台】
M「Take Two / BTS 」

これまでのアナウンサー生活と防災士資格取得で培った知識を活かし
リスナーの皆さんと共有したい「北海道の生活情報」をお伝えしています。

今回は 『　今年の夏は！？　』

6月15日は「暑中見舞いの日」
1950年のこの日、当時の郵政省が初めて「暑中見舞用郵便葉書」を発売したことに由来して
記念日となっています。
暑い夏の時期に、お世話になった人の健康を気遣い、丈夫に過ごしていただきたい・・
との願いを届ける夏の挨拶状は、江戸時代に生まれた習慣といわれています。
「暑中見舞いの日」は6月ですが、実際に暑中見舞いを送るのは、
二十四節気の今年は「小暑（7月7日）」から
「立秋(8月8日)の前日（8月7日）」にかけてが通例とされています。

今年も夏を前に、どんな夏になるのか。
「平年より高めの気温で経過しそう・・」と、
先日のあさミミアラカルトでお伝えしたばかりですが、
ここへきて、気象庁から気になる情報が出されました！

春の太平洋赤道域の大気にはエルニーニョ現象時の兆候が現れ、
海洋にはその特徴がすでに現れていることから、
エルニーニョ現象が発生しているとみられます。
今後、エルニーニョ監視海域の海面水温の平年差が大きくなり、
秋にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い（90％）と予測しています。

改めて、エルニーニョ現象とは何でしょうか？
日本気象協会のホームページ、tenki.jpによりますと、
「エルニーニョ現象」が発生するのは、太平洋赤道域です。
このあたりは貿易風と呼ばれる東風が吹いているため、通常、暖かい海水は
西側のインドネシア付近に吹き寄せられる一方、東側の南米沖では、
海の深い所から冷たい海水がわき上がっています。
ただ、何らかの原因で東風が弱まると、西側の暖かい海水が東側へ広がるとともに、
東側にわき上がる冷たい海水の勢いが弱まり、南米沖の海面水温が通常より高くなります。
このように、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて、
海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象を「エルニーニョ現象」と呼びます。
(「エルニーニョ(El Nino)」とは、スペイン語でイエス・キリストという意味で、
クリスマスのころに海面水温が高くなることから名づけられました。)
「エルニーニョ現象」は海で起こる現象ですが、発生すると大気にも影響を及ぼし、
世界各地で気圧配置などがいつもとは違った状態になります。
雨や雪の降りやすい場所や、風の吹き方、気温などが変わってくるのです。
「エルニーニョ現象」発生時の日本は、冷夏や暖冬になりやすいと言われています。

遠い南半球、南米大陸の沖で起こっていることが、
日本の気象に大きな影響をもたらしている。
特に、農業、漁業に、影響が大きい・・というのが、現実です。

ただ、ことしの夏は、冬に終息したラニーニャ現象の影響が残るとみられ、
気象庁が先月23日に発表した最新の3か月予報によると、6月～8月の平均気温は、
東日本や西日本、沖縄・奄美で「平年並みか高い」または「高い」予想となっています。

つまり、冷夏じゃないかもしれない。でも、エルニーニョかもしれない。
このことについて、日本経済新聞に「エルニーニョ4年ぶり」・・・
気象庁によると今回は1949年以降で月の平均海面水温差が最大3.6℃と最も高く
「スーパーエルニーニョ」と呼ばれた97年～98年夏に匹敵するほど赤道域の海水に熱量があるという。
世界気象機関（WMO）は2023年～27年の5年間、世界的な高温になる可能性が高いとしている。
という記事がありました。

気温が高い状態で、エルニーニョを迎える・・という今回のケースが、
どんな夏の気候変動をもたらすのか、いまのところはわかりません。
ただエルニーニョの年は雨が多い夏になりやすい・・という指摘もあることから、
作物の不作をもたらすのでは・・と警戒もされています。
また、気象災害も心配。
新しい情報が入れば、今後このコーナーでもお伝えしていきます。