今朝の放送内容 6月21日(火)
2022年6月21日(火)
6月21日(火)
今朝の主なニュース・スポーツ情報
●西区で女児はねられる 意識不明の重体
●同性婚訴訟 原告の請求退ける 大阪地裁
●能登半島の地震活動 今後数カ月は続く
●岸田総理と黒田総裁が会談
●「リトルベビーハンドブック」導入検討へ
●ウクライナ侵攻 NATO事務総長「何年も続き得る」
●道内感染者434人 全国7800人
●ベルギー・ブリュッセルで大規模ストライキ
●ドローン所有者情報の登録義務付け始まる
●長万部町で毛ガニ漁解禁
●びらとりトマト 出荷本格化
●きのうの大リーグ エンゼルス大谷翔平選手は3試合連続無安打
●海外男子ゴルフ全米オープン 松山英樹選手が単独4位
●バスケ男子U16 アジア選手権大会 日本が過去最高の準優勝
●バスケ18歳以下のトップリーグ新設へ
●ファイターズ ボス流「守り勝つ」発展途上
●レバンガ 寺園脩斗選手と中野司選手が会見 来季へ意気込み
●スキージャンプ雪印メグミルク 伊藤大貴新コーチ始動
●同性婚訴訟 原告の請求退ける 大阪地裁
●能登半島の地震活動 今後数カ月は続く
●岸田総理と黒田総裁が会談
●「リトルベビーハンドブック」導入検討へ
●ウクライナ侵攻 NATO事務総長「何年も続き得る」
●道内感染者434人 全国7800人
●ベルギー・ブリュッセルで大規模ストライキ
●ドローン所有者情報の登録義務付け始まる
●長万部町で毛ガニ漁解禁
●びらとりトマト 出荷本格化
●きのうの大リーグ エンゼルス大谷翔平選手は3試合連続無安打
●海外男子ゴルフ全米オープン 松山英樹選手が単独4位
●バスケ男子U16 アジア選手権大会 日本が過去最高の準優勝
●バスケ18歳以下のトップリーグ新設へ
●ファイターズ ボス流「守り勝つ」発展途上
●レバンガ 寺園脩斗選手と中野司選手が会見 来季へ意気込み
●スキージャンプ雪印メグミルク 伊藤大貴新コーチ始動
今朝の選曲
【6時台】
M「六月の花/サーカス」
【7時台】
M「ハイウェイ・スター/ディープ・パープル」
M「六月の花/サーカス」
【7時台】
M「ハイウェイ・スター/ディープ・パープル」
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今朝のスポニチに油野AN登場!!
あさミミ!アラカルト〜八幡淳のスポーツプレゼンス
八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
今回は『 陸上の華 男子100m記録の変遷 』
陸上で最も注目が集まる競技と言えば「男子100m」ではないでしょうか。
現在の世界記録はジャマイカのウサイン・ボルトが2009年8月16日に記録した9秒58ですが、
実は1960年、今から62年前の6月21日は人類が初めて100mで10秒フラットを記録した日なんだそうです。
陸上の華とも称される男子100m。
世界記録が初めて国際陸上競技連盟に公認されたのは、
1912年今から110年前に行われたストックホルムオリンピック男子100m予選で、
アメリカのドナルド・リッピンコット選手が記録した10秒6という記録でした。
この頃の計測方法は当然手動計測で、まだ統一された計測の仕方はなかったようです。
やがて1929年頃には、1⁄10秒刻みのストップウォッチを3人の計測員が使用するといった
手動計測の細かなルールが定められ、それが運用されていったそうです。
例えば、計測員のうち2人以上のタイムが一致すればそれを採用。
3人とも異なれば真ん中のタイムを公式記録とする、といった方法だったようです。
この方式が採用された1930年にはカナダのパーシー・ウィリアムズさんが10秒3を記録、
しばらくこのタイムが世界記録となりますが、実はこのタイムには日本の選手も並んだことがあります。
それが「暁(あかつき)の超特急」という異名で呼ばれた吉岡隆徳さん。
南部忠平さんが金メダルを獲得した1932年のロサンゼルスオリンピックの陸上男子100mで、
東洋人初の6位入賞を果たした方で、1935年6月15日明治神宮外苑競技場で行われた
日本フィリピン対抗戦でこの10秒3という世界記録に並んでいます。
ちなみにこの吉岡さん以降、日本の選手がオリンピックの短距離種目で
決勝進出するのは1992年のバルセロナオリンピック400m走で高野進さんが出場するまで
長く現れなかったというくらい凄い方でした。
しかし、その翌年の1936年、アメリカのジェシー・オーエンスさんが
10秒2という記録を出し塗り替えると、記録計測の方法も手動式から電動式も採用されるようになり、
長く両方の記録が採用される時代となります。
それでも、10秒2から10秒1の記録が出るまでは実に20年もの月日を要します。
1956年、アメリカのウィリー・ウィリアムズさんが10秒1を記録すると、
その4年後の1960年6月21日、当時西ドイツのアルミン・ハリーさんが10秒ちょうどの記録を樹立。
いよいよ、夢の9秒台が見えてくる記録が生まれます。
そんな1960年代で忘れてはならないのが1964年に行われた東京オリンピックです。
実はこの東京オリンピックから陸上100mの計測は世界的に電動計測が始まったといわれていて、
より正確に細かなタイムまで計測できる時代となっていきます。
そして、4年後の1968年6月20日、カリフォルニア州サクラメントで行われた
全米選手権の100mでジム・ハインズさんとロニー・レイ・スミスさんが
人類史上初めて手動計測ながら9秒9を記録!いよいよ世界記録は9秒台へと移っていきます。
この100mの世界記録を語るときに欠かせない選手がこの後現れるはカール・ルイスさんです。
1983年、ヘルシンキで行われた第1回世界陸上競技選手権大会で、
100m、走幅跳、4×100mリレーの3種目を制覇し、陸上競技界のスターダムにのし上がっていきます。
そして、なんといっても彼の名を一躍世界に知らしめたのは
1984年のロサンゼルスオリンピック。
このオリンピックは商業オリンピックの元祖と言われている大会で、
この大会から協賛企業に五輪マークの使用を独占的に認め、テレビ局からは高い放映権料を獲得。
終わってみれば2億ドル超の黒字となって、
このビジネスモデルはサッカーのワールドカップなど他の国際大会にも拡大した—そんなオリンピックでした。
その陸上競技でカール・ルイスさんは100m、200m、走幅跳、男子4×100メートルリレーの
4種目にエントリーして、なんと全種目で金メダルを獲得します。
これは1936年、10秒2の当時の世界記録保持者ジェシー・オーエンスさんの偉業に並ぶものでした。
そして、その衝撃から4年たった1988年のソウルオリンピックで、100m世界記録が揺らいだある事件が起きます。
この時、既に9秒台を2度記録しているカール・ルイスが2大会連続の金メダル最有力候補でしたが、
行われた決勝では思わぬ事態となります。
スタートから勢いよく飛び出したのはルイスではなく、カナダの代表ベン・ジョンソン。
後半に強いはずのカール・ルイス、フィニッシュが近づいても伸びて来ません、
カール伸びないベン・ジョンソンが引き離すグイグイ加速してフィニッシュ!
そこで叩き出されたタイムは当時の世界記録9秒93を大きく上回る、9秒79というとんでもない記録でした。
しかし、この後世界に再び衝撃が走ります。
なんと、レース後に行われたドーピング検査でステロイドの一種スタノゾロールの使用による
ドーピングの陽性反応が出たことで、世界記録と金メダルを剥奪されてしまいます。
この結果、一時は2位だったカール・ルイスさんが記録した9秒92が結果的には
世界記録として認められるということになりました。
そんな100m9秒台の記録ですが現在までどれくらいの選手が記録できているのでしょうか。
1968年、ジム・ハインズさんが9秒台を記録してから
これまで実に156人ものアスリートが100m9秒台を記録しています。
その多くがアメリカ、ヨーロッパ、アフリカの選手ですが
アジアで初の9秒台を出したのが中国の蘇炳添選手。
2015年に記録し、夢のまた夢だった日本選手の9秒台に期待がかかりますが、その2年後。
ついにその壁をぶち破ったのが桐生祥秀選手!9秒98は燦然と輝く記録と言えるでしょう。
すると、2019年5月にサニ・ブラウン・ハキーム選手が9秒99、2か月後の7月に小池祐貴選手が9秒98!
それをなんと2021年に山縣亮太選手が9秒95の記録を出して日本新!
去年の東京2020オリンピックでは小池選手曰く4×100m、決勝でバトンがうまくわたっていれば
「金メダル」が取れてたっていうんですからすごい時代になりました!
そんな選手たちの躍動が見られそうな世界陸上は7月15日(金)からアメリカオレゴン州で開催されます。
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
今回は『 陸上の華 男子100m記録の変遷 』
陸上で最も注目が集まる競技と言えば「男子100m」ではないでしょうか。
現在の世界記録はジャマイカのウサイン・ボルトが2009年8月16日に記録した9秒58ですが、
実は1960年、今から62年前の6月21日は人類が初めて100mで10秒フラットを記録した日なんだそうです。
陸上の華とも称される男子100m。
世界記録が初めて国際陸上競技連盟に公認されたのは、
1912年今から110年前に行われたストックホルムオリンピック男子100m予選で、
アメリカのドナルド・リッピンコット選手が記録した10秒6という記録でした。
この頃の計測方法は当然手動計測で、まだ統一された計測の仕方はなかったようです。
やがて1929年頃には、1⁄10秒刻みのストップウォッチを3人の計測員が使用するといった
手動計測の細かなルールが定められ、それが運用されていったそうです。
例えば、計測員のうち2人以上のタイムが一致すればそれを採用。
3人とも異なれば真ん中のタイムを公式記録とする、といった方法だったようです。
この方式が採用された1930年にはカナダのパーシー・ウィリアムズさんが10秒3を記録、
しばらくこのタイムが世界記録となりますが、実はこのタイムには日本の選手も並んだことがあります。
それが「暁(あかつき)の超特急」という異名で呼ばれた吉岡隆徳さん。
南部忠平さんが金メダルを獲得した1932年のロサンゼルスオリンピックの陸上男子100mで、
東洋人初の6位入賞を果たした方で、1935年6月15日明治神宮外苑競技場で行われた
日本フィリピン対抗戦でこの10秒3という世界記録に並んでいます。
ちなみにこの吉岡さん以降、日本の選手がオリンピックの短距離種目で
決勝進出するのは1992年のバルセロナオリンピック400m走で高野進さんが出場するまで
長く現れなかったというくらい凄い方でした。
しかし、その翌年の1936年、アメリカのジェシー・オーエンスさんが
10秒2という記録を出し塗り替えると、記録計測の方法も手動式から電動式も採用されるようになり、
長く両方の記録が採用される時代となります。
それでも、10秒2から10秒1の記録が出るまでは実に20年もの月日を要します。
1956年、アメリカのウィリー・ウィリアムズさんが10秒1を記録すると、
その4年後の1960年6月21日、当時西ドイツのアルミン・ハリーさんが10秒ちょうどの記録を樹立。
いよいよ、夢の9秒台が見えてくる記録が生まれます。
そんな1960年代で忘れてはならないのが1964年に行われた東京オリンピックです。
実はこの東京オリンピックから陸上100mの計測は世界的に電動計測が始まったといわれていて、
より正確に細かなタイムまで計測できる時代となっていきます。
そして、4年後の1968年6月20日、カリフォルニア州サクラメントで行われた
全米選手権の100mでジム・ハインズさんとロニー・レイ・スミスさんが
人類史上初めて手動計測ながら9秒9を記録!いよいよ世界記録は9秒台へと移っていきます。
この100mの世界記録を語るときに欠かせない選手がこの後現れるはカール・ルイスさんです。
1983年、ヘルシンキで行われた第1回世界陸上競技選手権大会で、
100m、走幅跳、4×100mリレーの3種目を制覇し、陸上競技界のスターダムにのし上がっていきます。
そして、なんといっても彼の名を一躍世界に知らしめたのは
1984年のロサンゼルスオリンピック。
このオリンピックは商業オリンピックの元祖と言われている大会で、
この大会から協賛企業に五輪マークの使用を独占的に認め、テレビ局からは高い放映権料を獲得。
終わってみれば2億ドル超の黒字となって、
このビジネスモデルはサッカーのワールドカップなど他の国際大会にも拡大した—そんなオリンピックでした。
その陸上競技でカール・ルイスさんは100m、200m、走幅跳、男子4×100メートルリレーの
4種目にエントリーして、なんと全種目で金メダルを獲得します。
これは1936年、10秒2の当時の世界記録保持者ジェシー・オーエンスさんの偉業に並ぶものでした。
そして、その衝撃から4年たった1988年のソウルオリンピックで、100m世界記録が揺らいだある事件が起きます。
この時、既に9秒台を2度記録しているカール・ルイスが2大会連続の金メダル最有力候補でしたが、
行われた決勝では思わぬ事態となります。
スタートから勢いよく飛び出したのはルイスではなく、カナダの代表ベン・ジョンソン。
後半に強いはずのカール・ルイス、フィニッシュが近づいても伸びて来ません、
カール伸びないベン・ジョンソンが引き離すグイグイ加速してフィニッシュ!
そこで叩き出されたタイムは当時の世界記録9秒93を大きく上回る、9秒79というとんでもない記録でした。
しかし、この後世界に再び衝撃が走ります。
なんと、レース後に行われたドーピング検査でステロイドの一種スタノゾロールの使用による
ドーピングの陽性反応が出たことで、世界記録と金メダルを剥奪されてしまいます。
この結果、一時は2位だったカール・ルイスさんが記録した9秒92が結果的には
世界記録として認められるということになりました。
そんな100m9秒台の記録ですが現在までどれくらいの選手が記録できているのでしょうか。
1968年、ジム・ハインズさんが9秒台を記録してから
これまで実に156人ものアスリートが100m9秒台を記録しています。
その多くがアメリカ、ヨーロッパ、アフリカの選手ですが
アジアで初の9秒台を出したのが中国の蘇炳添選手。
2015年に記録し、夢のまた夢だった日本選手の9秒台に期待がかかりますが、その2年後。
ついにその壁をぶち破ったのが桐生祥秀選手!9秒98は燦然と輝く記録と言えるでしょう。
すると、2019年5月にサニ・ブラウン・ハキーム選手が9秒99、2か月後の7月に小池祐貴選手が9秒98!
それをなんと2021年に山縣亮太選手が9秒95の記録を出して日本新!
去年の東京2020オリンピックでは小池選手曰く4×100m、決勝でバトンがうまくわたっていれば
「金メダル」が取れてたっていうんですからすごい時代になりました!
そんな選手たちの躍動が見られそうな世界陸上は7月15日(金)からアメリカオレゴン州で開催されます。
毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」
月曜日は油野純帆ANが担当
「ローカル情報発信!あぶらのチェック」
北海道生活が2年目の油野AN。179市町村のことをもっと知りたい!という
好奇心から、その週にピッタリのご当地情報を紹介する超ローカルコーナーです。
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」!ですが、少しマイナーチェンジします。
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!