●北朝鮮が弾道ミサイル２発発射、いずれもＥＥＺ外の日本海に落下と推定　
●滝川市で住宅全焼　性別不明の２人の遺体見つかる　高齢夫婦か
●すすきのホテル殺人事件　厚別区の２９歳の女と５９歳父親を逮捕　死体遺棄などの疑い
●脱輪後に対向車線にはみ出したか　正面衝突で４人死亡　大樹町
●元同僚教師の女性殺害　元高校教諭に懲役１３年求刑　帯広市
●「子どもを殺した」８歳と５歳の子ども死亡　母親を逮捕へ　茨城県水戸市
●損保ジャパンがビッグモーター本体へ３７人の出向者　２０１１年以降
●ビッグモーター保険金不正請求問題　国土交通省があす聞き取りへ
●「同性愛者」と上司に広められ、精神疾患を発症　初めて労災認定される
●中学校で体育館の天井崩落　生き埋めの１１人死亡　中国・黒竜江省

●きのうのプロ野球結果　ソフトバンクが５４年ぶり１２連敗
●陸上・ダイヤモンドリーグ
　男子４x１００ｍリレーで日本が優勝　今季世界最高タイの３７秒８０を記録
●夏の高校野球・南大会　きょう決勝　北海ＶＳ北海道栄
●コンサドーレ　８／２天皇杯４回戦で柏戦　
●ファイターズ　きょうから敵地で楽天３連戦　加藤貴之投手が先発

【6時台】
M「ふたりのSomeday /カズン」

【7時台】
M「シーズ・ア・レイディ/トム・ジョーンズ」

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感（プレゼンス）あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は　「　サッカー選手のニックネーム日本人編　」

7月25日は元サッカー日本代表、岡野雅行さん51歳のお誕生日。
岡野さんと言えば、「爆発的なスピード」と称される人並み外れた俊足の持ち主で、
長髪を振り乱しながら駆け回る姿がまるで「野人のようだ」ということから
「野人」というニックネームがつけられたと世間一般では認識されていますが、
真相は岡野さんが1994年、浦和レッズに入団した時に当時ゴールキーパーだった
土田尚史さんがつけたそうです。
岡野さん、浦和レッズに入団後、初めてのキャンプがオーストラリアで、
ご本人曰く「暑い国なんでTシャツ、短パン、サンダル、リュックサックで成田空港に行ったんですけど、
皆さんスーツで来て、『お前遊びに行くんじゃねえぞ』って言われた時に
土田さんが『お前野人みたいだな』って言ったんです」ということで、
プレースタイルではなく、オーストラリアに行く時の恰好が元だったようです。
このように、ニックネームはひょんなことがきっかけでつきます。

日本のサッカープレイヤーのニックネームについてご紹介しますが
まずは「ボンバー」。
長く横浜Fマリノスで活躍し、日本代表のディフェンダーとしても活躍した
中沢祐二さんを指すニックネームです。
若手時代のアフロヘアという独特のヘアスタイルから名づけられたものです。
高校卒業後ブラジルへサッカー留学し、その後、無報酬の練習生として当時のヴェルディ川崎に加入。
そこでチャンスをつかみプロ契約を勝ち取ったという経歴があります。
更に圧倒的なヘディングの技術からついたニックネームが「ボンバーヘッド」。
見事見た目とプレースタイルがはまり定着したニックネームでJリーグ新人王、
日本代表とキャリアを重ねることに成功しました。
2009年以降はユニフォームの名前表記も「BOMBER」に代わり、
サポーターからも選手からも「ボンバー」の愛称で長く親しまれました。
ただ、30代になってからは毛根を気にしてアフロをやめたそうです。

続いてはニックネームが本名とセットで紹介されることの方が多いほど、
有名なニックネーム「ゴン」です。
ゴンと言えばかつてコンサドーレ札幌にも在籍していた、元日本代表も務めた中山雅史さん。
1993年のドーハの悲劇では日本代表に選ばれながら、
Jリーグ初年度のオリジナル10入りはできなかったという方ですが、
その後は後世に残るような数々の記録を打ち立てた日本サッカー界には欠かせない選手です。
1998年、日本が初めて出場したフランスワールドカップでは、
一次予選最終節のジャマイカ戦で、日本代表のワールドカップ初ゴールを決め、
今年のJリーグでは4月15日の対セレッソ大阪戦で5得点、
4月18日の対サンフレッチェ広島戦で4得点、4月25日の対アビスパ福岡戦で4得点、
4月29日の対コンサドーレ札幌戦で3得点と4試合連続のハットトリックを記録！
当時ギネスブックに掲載されましたし、結果この年27試合で挙げた36得点は
現在でもリーグ最多得点というとにかくすごいストライカーでした。

そんな中山さんがなぜ「ゴン」になったのか・・
大学時代、先輩に「オレたちひょうきん族に登場したビートたけしさん扮する“鬼瓦権造”という
キャラクターに顔が似ている」と言われた事からなんだそうです。
この鬼瓦権造とはビートたけしさんが浅草での下積み時代に遭遇した実在の人物がモデルで、
「アルプス工業」という刺繍の入った建築現場作業員が着るジャンパーにニッカポッカの服装、
髪型は5分刈りで口の周りにはカールおじさんみたいなひげを描いた「冗談じゃないよ～」というキャラ。
少し小太りなんですが、ちょうどこの頃中山さんも少しふっくらしていたころで、
それも相まってこう呼ばれたそうです。
ちなみに、名付け親は元ベルディ川崎の鋤柄昌宏さん。
彼はベルディ時代Jリーガーながら、カップ戦のみの出場のみでした。
ただ、元々薄毛だったこともあり、いきなりアートネイチャーのCMに抜擢出演していた人物で
知名度はありました。
ちなみに、このCMのCMソングは河島英五さんが歌った「オオカミ」という曲、
そのフレーズ“男は狼～♪”という歌詞からニックネームは「オオカミ」です。

最後は、ちょっと珍しいパターンのニックネームをご紹介。
それが「レフティモンスター」です。
これは名古屋グランパスなどで活躍した小倉隆史さんの高校時代のプレーをみた
サッカーライターの金子達仁さんが付けたニックネーム。
彼が高校時代はまだJリーグもない時代。
日本代表はワールドカップに出るなんて夢のまた夢の時代に、
サッカー日本リーグで代表経験のある方にも「こいつのプレーは世界レベルだ」
と言わしめた存在でした。
その実力が認められ、複数の国内クラブからオファーを受けます。
すると、オファーのあった全てのクラブに「海外留学をさせてもらえるか？」ということを尋ねたそうです。
多くのクラブが数ヶ月単位の回答だった中、名古屋グランパスエイトの監督であった
平木隆三さんだけが「1年でも2年でも行けばいい」と答えたことが決め手となって、
1992年に名古屋グランパスエイトに入団したという経緯があるほどの人物でした。
当然将来は日本代表の中心選手となることも期待されましたが、
プロ5年目の日本代表合宿での怪我が原因となり以降は
思うようなプレーができなかったというケガに泣かされたアスリートでもありました。

ただ、その小倉さんがチームを離れた6シーズン後の2005年、
当時の小倉さんのような世界に通用する実力を持った若者が名古屋グランパスに入団します。
小倉さんとはポジションもプレースタイルも異なりますが、
強烈な左足とスケールの大きなプレーは同じで、その規格外のプレーもまさに
「レフティモンスター」と呼ばれるにふさわしく、
二代目といってもいい「レフティモンスター」と呼ばれたのが、本田圭佑さんです。
強烈な左足を持ち、日本人離れしたスケールの大きさを持つ選手だけがつけることが出来る、
ニックネーム「レフティモンスター」は偶然にも名古屋グランパスで
受け継がれた形となった珍しいニックネームと言えるでしょう。