北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 1月10日 (水)

2024年1月10日(水)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●小樽市の住宅で63歳女性が雪に埋まり死亡 落雪に巻き込まれた可能性
●乗用車が逆走しショベルローダーと正面衝突 60代男性が死亡 札幌市厚別区
●札幌・すすきののビルで爆発 ガスに引火か 50代男性がけが
●足寄町女性殺害事件 逮捕の男が容疑認める「車を貸してもらえずカッとなった」
●日経平均、33年10か月ぶり高値水準 バブル後の最高値を更新
●歌手・八代亜紀さん73歳で死去 去年9月から闘病
●新潟県で震度5弱 津波被害の心配なし 柏崎刈羽原発も異常なし
●石川県の死者202人に 珠洲市で6人が災害関連死 能登半島地震で初の確認
●政府、来年度予算案の「予備費」1兆円に倍増へ 能登半島地震に対応
●岸田総理、早ければ13日にも被災地訪問へ 能登半島地震
●滑走路への誤侵入を常時監視 国交省が航空安全確保へ緊急対策
●臓器移植の体制充実を求める要望書、学会が国に提出へ
●人口「8000万人」維持を、2100年に向けて戦略会議が提言
●札幌ドームの命名権を公募 価格は年2億5千万円以上

●ファイターズ新人合同自主トレがスタート 8選手がプロの第一歩
 NPB初の女性通訳誕生 今春立大卒業の佐久間しんじゅさんが入団
●コンサドーレ 西大伍選手がJ3岩手に完全移籍
●「皇帝」ベッケンバウアーさん死去、78歳 元西ドイツのサッカー選手・代表監督
●サッカー遠藤保仁選手が現役引退 26年の現役生活に終止符 ガンバ大阪のコーチ就任へ

今朝の選曲

【6時台】
M「もう一度逢いたい/八代亜紀」

M「Man & Woman / My Little Lover 」

  • 北海道ライブ あさミミ!

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 沖縄出身のスラッガー 石嶺和彦 」

今日1月10日は沖縄出身の元プロ野球選手、石嶺和彦さん63歳の誕生日(1961年生まれ)。
沖縄県那覇市出身の右投げ右打ちの外野手で捕手です。
小学校5年の時に、神原カープという少年野球チームで本格的に野球を始めます。
投球動作がコンパクトだったため捕手として起用されましたが、
実は投手に憧れていたそうです。
小学校6年の時には、沖縄県大会で準優勝、石嶺さんも捕手として
注目されるようになったそうです。

県立豊見城高校では猛練習を積み、1977年2年生ながら四番を務め、選抜甲子園に出場。
2回戦で敗れたものの、夏の選手権ではベスト8まで進みます。
3年の春の選抜大会は1回戦で敗れたものの、夏の甲子園ではベスト8進出。
この活躍が認められ、ヤクルトを除く11球団のスカウトが来たそうです。
ただ一方で、試合中の死球が原因で高校時代から左ひざ半月板が
たまにズレるようになっていたそうで、
この出来事が後の野球人生にも影響を与えるようになります。
結果、1978年のドラフト会議では阪急ブレーブスと広島東洋カープから2位で指名され、
抽選で阪急に交渉権が与えられ、契約金2,500万円、年俸240万円(いずれも推定)で、
この年の高卒選手では最高の金額で入団を果たします。

実は石嶺さんの入団当時は身長174cm、体重70kg。
キャンプで世界の盗塁王福本豊さんやトリプルスリーの簑田浩二さん、
打点王ボビー・マルカーノ選手の強烈な打球を見て自分が貧弱に思えたそうです。
ただ、シーズンに入るとウエスタン・リーグで打率.314、3本塁打の成績を残します。
一方で、高校時代に痛めた左ヒザをかばうため、捕手でのキャッチングにおいて、
ワンバウンドのボールを捕ることが難しく、守備面が課題とされ始めます。
そしてついに10月の秋季キャンプで空振りをした際に半月板が外れ、
12月に手術を受けることとなりました。

2年目の1980年2月に退院し、手術の甲斐なく半月板は元に戻らず、
その半月板を支えるために周辺の筋肉を鍛え続けます。
ウエスタン・リーグではヒザに負担をかけないよう代打を中心に起用されますが、
打率は.256に低下。
一方で本塁打は4本に増加し、長距離砲としての片鱗を見せ始めます。

プロ3年目の1981年はオープン戦で7点リードの9回裏に代打として出場。
この打席で四球を選ぶと打者一巡の猛攻が始まり、同じ回の次の打席で
ライナー性のサヨナラ3ラン本塁打を放ちます。
これを見たのがこの年から指揮をとり始める上田利治監督。
そのパンチ力を評価され、五番手捕手として開幕一軍入りを果たします。
結果的にこの年は36試合に出場、打率.214を記録し、
捕手として15試合出場するという結果を残しました。

そして、4年目の1982年に転機は訪れます。
この年66試合に出場、前年を上回る打率.250、4本塁打を記録。
さらにこの年ライバル捕手の笹本さんが巨人にトレード、
中沢さんは年齢のため山田久志投手の専属捕手になるなど、
5年目の翌1983年は捕手としてスタメンで出場する機会が増えていきます。
しかし出場機会の増加とともに痛めた左ヒザへの負担が大きくなり、
炎症が頻繁に起きるようになっていきます。
そしてついに、8月の近鉄戦、試合中から痛みが悪化し、翌日には歩くこともできなくなり、
この年はシーズン終了まで一軍に復帰が叶わず、
レギュラーも藤田浩雅さんに譲る形となりました。
リハビリを終えて迎えた6年目の1984年のシーズン。
プロ入り前からの膝のケガにより、外野手転向が決まります。

ただ、本人は小学生時代からずっと捕手を辞めたかったために本人は「嬉しかった」そうです。
一方で当時の阪急は中堅手・福本さん、右翼手・簑田さんのレギュラーが固定、
左翼手を山森雅文さんや吉沢俊幸さん、小林晋哉さんの三人が争う形で、
選手層が非常に厚かった時代でした。
しかも、山森さんは今とは違いまだまだ日米の野球にレベル差があった時代の1981年、
レフトへの大きな当りを、当時ラッキーゾーンがあった西宮球場で、
自分の身長よりもかなり高いそのラッキーゾーンの金網の最上部に
中段でのワンステップだけで飛び乗り、左足と右手を金網に掛けて
右足でバランスを取りつつ逆シングルでグラブを差し出しキャッチした方。
つまり、ホームランと思われた打球をアウトにした選手で、
このプレーはアメリカの野球殿堂関係者が「日本人第一号の米国野球殿堂入り」を決めたという
伝説のプレーヤーです。

ただ、石嶺さんにとって幸運だったのは6月に簑田さんが手首を痛め外野のポジションが空いたこと、
そして、この年の開幕戦で頭部死球を受けた指名打者専門の水谷実雄さんの不振が続いたこと。
6月中旬に一軍に登録されると、後半は指名打者での出場が増えます。
そして、代打中心に出場が増え始めた85年をはさみ、入団8年目の1986年は指名打者中心で起用され、
最終的に打率.300、33本塁打、96打点の活躍で初の最優秀指名打者に輝くまでの打者となりました。
球団名がオリックスに代わった1989年は「ブルーサンダー打線」の5番打者として活躍。
翌1990年には106打点で初のタイトルである打点王にも輝き、
外野手としてベストナインにも選出されました。
また、123試合に左翼手として先発した守備でも
リーグ最多の補殺14(送球先でアウトを取るプレー)を記録しています。

その後もオリックスの主力としてプレーすると、プロ野球選手としての転機も訪れます。
それが、1993年に導入されたFA制度です。
同年よりNPBに導入されたFAの権利を取得し11月7日にその行使を宣言。
これは元同僚の松永浩美さん、巨人駒田徳広さんに続くNPB史上3例目のFA宣言選手となります。
オリックス以外の球団との交渉が解禁された11月28日に中日や、西武と会談。
両球団ともに年俸はFA規約の上限の前年比1.5倍の1億200万円(推定)の提示を受け、
西武からは左翼手・クリーンナップでの起用を明言され、
更に関東地方への転居のために支度金3,000万円の提供も約束されます。
また中日からは名古屋の住宅の提供と引退後に中日グループで評論家として
便宜を図ることも約束されたという破格の条件を提示されたそうです。
しかし、結果的に阪神当時監督の中村勝広さんや球団社長と会談、
15年住んだ自宅もある宝塚から離れ難く、阪神ファンの熱烈な応援に惹かれた事から
12月2日に阪神への入団を決め、阪神史上初の年俸が1億円プレーヤー誕生となりました。

この時既に33歳になるシーズン。
広い外野守備範囲や古傷のひざの状態の悪化も相まって徐々に成績は下降。
1996年のシーズンを最後に現役引退を決意しました。
ただ、NPB通算269本塁打は史上61位ながら、沖縄県出身選手としては
トップの成績でこの成績を超えるべく奮闘しているのが
今季からソフトバンクに移籍した山川穂高選手。
今、石嶺さんの本塁打数は山川穂高の目標となっている数字です。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は「あさミミ流!#(ハッシュタグ)今週の献立
週の始まり月曜日は、1週間の献立・レシピをリスナーの皆さんのアイディアの下
“あさミミ流”にご紹介していきます!

火曜日は
庭野ほのかの☆いっぺこトーク
新潟県出身の庭野ほのかAN。「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしていきます!
 
水曜日は「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
木曜火は「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日は「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
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