●観光船内部の画像を初公開
●ＪＲ函館線で人身事故
●山梨県道志村で新たに骨のようなもの見つかる
●ロシア外務省が日本人６３人の入国を無期限禁止
●ロシア、ウクライナのリビウなど変電所や駅を攻撃
●岸田総理がイタリアのドラギ首相と会談
●ＥＵがロシア産原油の禁輸を議論
●道内感染者２０９０人　全国２万６千人
●子どもの割合　４８年連続低下
●妻を殺害　７５歳夫を逮捕　帯広市

●きのうの大リーグ　エンゼルス大谷翔平選手４打数１安打
　きょうの大リーグ試合予定
●きのうのプロ野球結果　楽天今季最長６連勝
●国内女子ゴルフ・サロンパスカップ　きょう開幕
●レバンガ　三遠に９７－８９で４季ぶり２０勝
　中野司選手が３ポイント続々　通算１０００得点達成
●コンサドーレ　Ｇ大阪に０－０で今季８度目ドロー
●ファイターズ　楽天に１－５で連敗　借金最多１１
　近藤健介選手が肉離れ　８週間離脱

【5時台】
M「MajiでKoiする5秒前/広末涼子」

【6時台】
M「永遠に秘密さ/近藤真彦」
M「旅でもしようか/大塚博堂」

【7時台】
M「RADIO GA GA /クイーン」

これまでのアナウンサー生活と防災士資格取得で培った知識を活かし
リスナーの皆さんと共有したい「北海道の生活情報」をお伝えしています。

今回は『　教訓　』

知床半島での、遊覧船遭難について、連日、お伝えしています。
今回、運航会社「知床遊覧船」の、安全に対するあまりにもずさんな体質が問題になっています。
一方で、去年だけで２回も事故を起こし、書類送検までされていたようなことがありながら、
このような事故を未然に防げなかったのか・・
我々が知るすべがなかったのか・・という、やるせなさを感じます。

一方で、多くの事業者の方は、良心的に頑張っていらっしゃることも、信じておきたいことです。
そんな良心的な会社と、そうでない会社を、見分け、判断する基準というのは、ないのでしょうか？？

4月30日　朝日新聞の記事によりますと
北海道斜里町の知床半島沖で乗客・乗員26人が乗った観光船「KAZUⅠ（カズワン）」が
消息を絶った事故を受け、国土交通省は、安全管理に問題がある観光船の運航会社は
事業を継続できないように、ルールの厳格化と罰則強化の検討に入った。
政府関係者が明らかにした。今回の被害の大きさを重視し、再発防止のための対策を急ぐ構えだ。
観光船やレストラン船などを運航する「旅客不定期航路事業者」は、
全国で（2021年3月時点）560にのぼる。国交省の事業許可が必要だが、
安全確保に必要な具体的な基準の設定や、不適格な事業者を早期に見つける仕組みについて
「ルールに甘さがあったのでは」との声が省内ででている。
2016年に長野県軽井沢町で15人が死亡したバス事故を機に、
安全面の規制が強化された貸し切りバス業界を参考に検討を進めるという。

軽井沢のバス事故というのは、2016年1月15日午前1時50分頃、軽井沢町の国道18号で発生。
大学生らのスキー客を乗せたバスが下り坂でカーブを曲がり切れず崖下に転落。
15人が死亡、26人が負傷。
起訴されているのは、運行会社の社長と、運行管理者。
現在公判中で、運行管理者が、死亡したバス運転手が、
大型バスの運転を4年半以上していないことを知りつつ雇用し、
その後も適切な訓練を怠ったと主張。
運航会社の社長も、運転手の技量を把握しなかったとしている。
一方、被告側は、死亡した運転手が技量不足だとは認識しておらず、
事故を起こすような運転を予想できなかったと起訴内容を否認し、無罪を主張。
公判では、運転手の技量や、会社の安全管理態勢の適否などが争点になっている。

このことについて、おとといの長野・信濃毎日新聞の社説では・・
2016年に軽井沢町で大学生ら１５人が死亡したスキーツアーバス転落事故では、
事故後の監査で運行会社に多数の法令違反が発覚。
安全対策がおろそかだった実態が明らかになった。
国交省は、遺族の意向を踏まえて貸し切りバス業界を対象に全８５項目の対策をまとめ、
悪質業者の早期発見や処分、民間組織の巡回指導などに取り組んでいる。
今回の知床の事故を受けて、小型旅客船でも業界全体の安全意識を高める議論にする必要がある。
検査を含めた国の監査や指導について検証が欠かせない。

では、その「貸し切りバス業界」、現在、どんなルールになっているのか・・。
〇 国は貸切バスの安全運行に関する遵守事項を強化し、その徹底を図ること。
○ 国は貸切バス事業者のルール違反を早期に是正させるとともに、不適格者を排除すること。
○ バス事業者、旅行業者は安全確保を最優先に据え、
両業界等は協力・連携してルール遵守の環境整備を推進すること。
このことを基本に、貸切バス事業者の安全情報の公表をはじめています。

国土交通省によりますと、
全ての貸切バス事業者を対象に、保有車両や運転者の情報等を把握することにより、
貸切バス利用者や旅行業者等に対して、
貸切バス事業者の安全性に関連する情報を提供するための
「見える化」等を推進することを目的としています。
安全評価制度を星の数で表していて、
北海道は他の地域と比べると三ツ星のところが多くあります。

貸し切りバスでやっていること、なぜ、観光船でもできていないのか・・。
尊い犠牲から、学ぶべきことは、何なのか？
今回、観光船にも、早急に安全管理体制を「見える」かたちにして導入することはもちろん、
「人の命を預かる」業界すべてに、この考え方を導入すべきではないでしょうか。