ＳＴＶ札幌テレビ

12月に増える悪質なネット詐欺。どんな手口で詐欺を働くのか。驚くべき、その実態に迫ります。今回は悪質なネット詐欺の最新の手口について広報活動する、北海道警察・サイバーセキュリティ対策本部の坂野雅樹警部にご協力いただきました。

「STVどさんこ動画＋」で本編を視聴できます

PCを使用中に突然、大きな警告音と共に現れ、画面には「ウィルスに感染しました」など嘘の画面を表示。サポートサービスと偽り電話をさせ、セキュリティソフトの購入などの名目で金銭を騙し取る詐欺のことです。

今回、詐欺を働く犯人に電話直撃しました。電話に出たのは、片言の日本語でマイクロソフトの関係者と名乗る、外国人らしき女性。パソコンを遠隔操作して、ウイルスが侵入していると嘘の通告をし、セキュリティソフトを入れるために金銭を要求してきました。

コンビニのプリペイドカードを使用し、金銭を要求してくることが多くあります。コンビニで簡単に購入できる手軽さと、遠隔でシリアルナンバーを把握し簡単に金銭を得ることができるためです。

フィッシングとは、実在する企業を名乗ってメールを送信し受信者をニセサイトに誘導。そこでクレジット番号やパスワードなど、個人情報を盗む詐欺のこと。この時期は特に、“国税庁”を名乗るフィッシング詐欺に注意が必要です。

フィッシング詐欺には様々な手口がありますが、ショートメッセージなどで送られてくる場合があります。送信元の電話に直撃しました。

電話に出たのは、詐欺とは全く無縁の男性でした。犯人が詐欺とは無関係の第三者に、不正アプリをインストールさせ、第三者の携帯を踏み台にして、偽ショートメールを拡散していました。

心当たりのないメール、怪しいメールなどは無視をし、個人情報を入力した場合は、早急に変更する必要があります。騙されたと思う方、また何か心当たりがある方は、「警察相談ダイヤル」＃9110までお電話をお願いいたします。