北海道ライブ あさミミ!

今朝の放送内容 10月4日(火)

2022年10月4日(火)

今朝の放送内容

今朝の主なニュース・スポーツ情報

●岸田総理が所信表明演説
●南区でクマ目撃
●白石区のマンション放火で27歳の男を逮捕
●道庁仮設施設火事 旧庁舎への延焼なし
●「百年記念塔」解体めぐり 地元住民が差し止め訴訟
●道内感染者835人 全国1万4千人
●かっぱ寿司新社長が会見
●秋本元死刑囚の遺骨 二女が引き渡し求め提訴
●ノーベル生理学・医学賞発表
●タクシー割引クーポン販売開始
●ロシア ウクライナ4州の併合進める

●きのうの大リーグ 
 エンゼルス大谷選手が17打席連続安打 カブス鈴木誠也は8試合連続安打
●パドレスがプレーオフ進出 ダルビッシュ選手がチーム最多16勝で貢献
●ヤクルト村上宗隆選手が史上最年少の三冠王&日本選手最多56号
●3年ぶり開催の全日本力士選手権 幕内は関脇豊昇龍が初優勝
●カーリング女子・リンドコーチと契約解除
●Ⅴリーグ・ヴォレアス 新シーズン新体制発表 来月5日開幕戦
●ファイターズ 谷川昌希選手ら7人が戦力外
 八雲町出身・片岡奨人選手「今後は落ち着いて考えます」
●プロ野球10月20日ドラフト会議 F新庄監督が引く

今朝の選曲

【5時台】
M「天使の絵の具/飯島真理」

【6時台】
M「ブライト/福耳」

【7時台】
M「あなたのとりこ/シルヴィ・バルタン」

あさミミ!アラカルト~八幡淳のスポーツプレゼンス

八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感(プレゼンス)あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今回は「 初の野球殿堂入りアナウンサー 志村正順さん 」

スポーツ界にはその競技の発展や普及に寄与した人物をたたえる「殿堂」というものがあります。
世界の殿堂は、映画界ではアメリカ映画のハリウッド・ウォーク・オブ・フェイム。
音楽ではロックの殿堂など・・
スポーツの殿堂としては、アメリカ野球殿堂博物館、
サッカーでもイングランドサッカー殿堂、バスケットボールではFIBA殿堂があり、
このFIBA殿堂入りしているのがレバンガ北海道HC佐古賢一さんだったりします。

その中でも有名なのは野球殿堂、日本では東京ドームの敷地内にその施設があり、
プロに限らず日本において野球の普及・発展に寄与した方々のレリーフが飾られています。
その中で、異彩を放っているのが志村正順さん。
日本の昭和時代に活躍されたアナウンサーです。
「野球人気に貢献した名アナウンサー」として特別表彰部門での殿堂入りとなりました。
志村正順さんは、1913年10月2日、現在の東京都荒川区南千住生まれ。
実家は乾物・雑穀商を営まれていたそうです。
旧制日大付属中卒業後は明治大学政治経済学部に進学。
明大卒業後の1936年、ミシンの外交販売員を経て、NHKのアナウンサー採用試験に合格し、
入局されます。東京中央放送局に赴任し様々な名アナウンサーから指導を受けます。
「前畑がんばれ!」でおなじみの河西三省アナウンサー、
「夕闇迫る神宮球場、ねぐらへ急ぐカラスが一羽、二羽、三羽……」でおなじみ松内則三アナウンサー、
相撲実況の草分け山本照アナウンサー、
1945年8月15日の終戦放送で進行役を担当したという和田信賢アナウンサーなどなどです。

そんな志村さんが初めてスポーツ実況をしたのが1936年11月29日のプロ野球秋季リーグ、
当時東京巨人軍の沢村栄治選手のプレーを、ラジオで伝えたもので、
沢村選手の独特な投球フォームを「沢村、左足を思い切り上げて、第一球のモーション。
靴底のスパイクがはっきりと見えるほど、高々と上げました」と表現したそうです。
当時はラジオ放送のみの時代でしたが・・今この表現を聞いても
どんなピッチングフォームだったかが鮮やかによみがえるほど、素晴らしい描写の丁寧さです。

更に、1940年には大相撲中継の担当をスタート。
これに先がけ、志村さんは本場所が開催されるたびに中継放送開始前の両国国技館に通って、
枡席に設営された放送席の、スイッチが入っていないマイクの前に座わって、幕下の取組を描写。
そばにいた新聞記者や観客には好奇の目で見られながらも、実況の腕を磨いていったこともあったそうです。
そんな志村さん最大の功績は、今もなおスポーツ中継の基礎となる、ある形を作ったことです。
きっかけは大相撲1951年3月場所、前の年に力士を廃業し、
たまたま客席で観戦中だった神風正一さんを見つけ、急遽ゲストとして放送席に招いて、
取組中の力士の技術を語らせたという出来事です。

実はこの神風さん、当時放送されていた市民参加インタビュー番組『街頭録音』に
現役力士として出演した際、非常におしゃべりが上手で
その放送を聞いていた志村さんがそのことを思いだし、取った行動だったんですが、
これがきっかけで神風さんは1953年5月場所から正式に専属解説者となります。
そうです、現在でもスポーツ中継ではおなじみの、実況アナウンサーとスポーツ経験のある解説者という、
日本のスポーツ中継番組の進行フォーマット成立の先駆けとなることを行った人物なんです。

現在でも「今夜のSTVファイターズライブは解説〇〇さん、実況〇〇アナウンサーでお届けします」
と紹介しているこの形を、70年前に確立したという・・まさにスポーツ実況中継の革命を行った方でした。
更に志村さんの革命はこれでは終わりません。
1952年のヘルシンキオリンピック実況中継を現地で担当したあと、
帰国する前にアメリカ・ニューヨークへ立ち寄ってメジャーリーグを観戦した時のこと。
実況中継にジョー・ディマジオ・・1930年代後半から40年代にかけてヤンキースで活躍した選手で、
彼がつけた5番は永久欠番になるほどの名選手です。

現代でいえば大谷選手とMVPを争うアーロン・ジャッジ以上の存在だったんですが、
そのディマジオが解説を加えている様子を見学したのをヒントに、
帰国後、ディマジオさんに匹敵する大物を解説者として置くことをNHKスポーツ部長に発案、
了承され、当時の松竹ロビンス(現、横浜DeNAベイスターズ)元監督・小西得郎さんのスカウトに成功。
「プロ野球の元監督」という肩書のついた小西さんとのコンビで志村さんは数多くの試合を中継しました。
今ではこうした肩書がついた方の解説はさほど珍しくはありませんが、
当時は非常に画期的で、おそらく「現場のトップにいた方の話が聞ける!」ということで、
野球中継の人気も上がったことは想像に難くありません。
志村さんが小西さんに話を振ったときに「そりゃーもう、なんと申しましょうか」
と小西さんが必ず口にする口癖は流行語となったそうで、
いかに二人の軽妙な掛け合いが人気を得てきたか、ということが分かります。

その後志村さんは1953年2月1日、NHKテレビ開局特別番組の司会を担当。
開局第一声となるアナウンス「JOAK-TV。こちらはNHK東京テレビジョンであります」を読み上げ、
日本のテレビ放送第一声を担当するなどのご活躍をされます。
ただ、1961年に病気療養のため長期の休養を取ったことをきっかけに体力の限界を悟り、
第一線から退れますが、後輩に残した数々の指導エピソードは
その後のスポーツアナウンサーの礎となることばかりでした。

元NHK、日本テレビアナウンサー越智正典さんはラジオの実況中継の肝要として
「新制中学三年生でもわかるように言葉を選んで話をしなさい」
「三十秒に一回は、何対何でどちらが勝っているかを繰り返しなさい」
「いうことがなければ、得点と点数、どちらが勝っているが、
投手は誰で打者は誰、走者は誰かということを、間断なくアナウンスする。
それが野球放送です」とのアドバイスを受けた。
元NHKアナウンサー鈴木文彌さん、ボキャブラリーの重要性を説かれ、
「真っ青な空」ではなく、「手を入れると青く染まりそうな空」とアナウンスするよう言われたそうです。
元NHKアナウンサー西田善夫さん「100の試合を見て、一つの試合を喋れるようにしなさい」と指導を受けた。
これらの功績が評価され、2005年に野球殿堂の特別表彰者に選出。
放送関係者の野球殿堂入りは史上初という快挙を成し遂げました。
おそらくこの指導エピソードは
現代のスポーツアナウンサーにも脈々と伝えられていることではないでしょうか。

毎朝6時半頃は「あさミミ!アラカルト」

月曜日は油野純帆ANが担当
「ローカル情報発信!あぶらのチェック」
北海道生活が2年目の油野AN。179市町村のことをもっと知りたい!という
好奇心から、その週にピッタリのご当地情報を紹介する超ローカルコーナーです。
 
火曜日が「八幡淳のスポーツプレゼンス」
臨場感あふれるスポーツの情報・話題・歴史を紹介していきます!
 
水曜日が「あさミミ☆リサーチ」!ですが、少しマイナーチェンジします。
毎週ひとつのテーマを設定。皆さんからメッセージをお寄せいただくコーナーになります。
テーマによってはツイッターでアンケートも実施していきます。
 
木曜日が「ナガイの北海道生活研究室」
永井ANがいまリスナーと共有したい「北海道の生活情報」を伝えていきます!
 
金曜日が「北海道応援!あやサポ」
上田あやが北海道で頑張る「ひと」にスポットライトを当て、全力応援していきます!
 
 

あさミミでは「もったいない」への取り組みを全力応援します!

北海道ライブあさミミでは、この秋からスペシャル企画始動します。
題して「 もったいない!プラスワン! 」
 
去年はリスナーの皆様の「節約」を全力応援してきましたが、
今年のキーワードは「もったいない」です。
普段の生活には「もったいない」と感じる場面が数多く潜んでいます。
みんなでその「もったいない」をひとつでも多く防いで行こうではないか!
という企画です。

例えば、
・旦那が捨てようとしていた歯磨き粉、開いたらあと2回分残っていた!
・息子が使わなくなったカバン、夫がその後10年使用。まだまだ現役です!
・今まで捨てていた大根の葉っぱ。レシピを調べたらものすごい数でびっくり!
など、日常生活で感じた・共有したい「もったいない」エピソードを
あさミミまでお寄せください。
この企画をきっかけに、生活に「もったいない」をプラスしていきましょう!
    
メール・FAX・おハガキでお待ちしています!
メール asamimi@stv.jp  FAX 011-202-7290
    おハガキ 〒060-8705 STVラジオあさミミ もったいない係
※こちらも毎週の「あさミミ粗品歯ブラシ」プレゼントの抽選対象です
 
あさミミでは今後も「もったいない」に関する様々な取り組み
ご紹介していきます!お楽しみに!
 
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