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●京アニ放火殺人事件、裁判で量刑の審理が始まる　被告「後悔が山ほどある」
●日大・澤田副学長が林理事長を提訴　パワハラ受けたとして損害賠償求める
●ＬＩＮＥ利用者らの個人情報約４４万件流出の可能性　サイバー攻撃か
●学徒出陣　北大１４２人　戦没７人、９割近く生還
●防衛力強化へ道内５港湾整備　政府、全国３８候補選定
●大阪万博　国負担、会場建設費とは別に８３７億円

●プロ野球セ・パ両リーグのベストナイン発表　ファイターズから万波中正選手が初選出
●クレインズ、リーグ脱退の意向　釧路アイスホッケー連盟はワイルズ推薦
●前田健太投手　タイガースと２年約３６億で合意と米メディア報じる
●ＮＢＡサンズ渡邊雄太選手　ケガから５試合ぶりの復帰で７得点
●大相撲九州場所　優勝から一夜明けた霧島　綱取りに意欲

【6時台】
M「Love Somebody /織田裕二」

M「慟哭/工藤静香」

庭野ほのかAN、出身は新潟県。
「いっぺこと」とは、新潟県の方言で『沢山』という意味。
このコーナーを通して“沢山”リスナーの皆さんとお話ができるよう、
庭野AN目線の話題を毎週お届けしています！


今回は『　今年流行した言葉　』

今年のユーキャン新語・流行語大賞にはどんな言葉がノミネートされているのでしょうか。
まず「憧れるのをやめましょう」
WBC＝ワールド・ベースボール・クラシック、アメリカとの決勝を前に大谷翔平選手が
チームメートに語った言葉です。
ただ、この「憧れるのをやめましょう」、
大谷翔平選手が初めて言ったわけではなかったんです。
2006年のWBC、イチロー選手が声出しした時にも同じ言葉をかけていたという…！
強い相手を越えていくための、ひとつのキーワードのような気がします。
他にも、よくニュースになっていた「生成AI」「チャットGPT」や
道内でも大きな問題となった「OSO18」「アーバンベア」、
小樽でも対局が行われた「藤井八冠」などなど…ありますが、
「ユーキャン新語・流行語」と「SNS流行語」、
どちらにもノミネートされた言葉が2つあります。
それが、「アレ」と「蛙化現象」です。

「それが、『アレ』です」って、普通話何を言っているかわかりませんが、
阪神タイガース岡田監督のおかげで、みんな「アレ」が何を指すか
分かるようになっていますよね。
３８年ぶりの日本一、本当に盛り上がりました。
「優勝」を意識しすぎないように、「アレ」という風に岡田監督は言ってましたが、
個人的には「コレ」でも「ソレ」でもなく「アレ」なのがいいな、と思います。
「こそあど言葉」というように小学生で習いました・・
今は小学３年生で習うそうですが、「コレ」は自分の近く、「ソレ」は相手の近く、
「アレ」は自分とも相手からも遠いものを指す…という風に学校では習います。
ということは、「アレ」は阪神からもオリックスからも平等に「遠いもの」だったんです。
それに手を伸ばしてつかみ取った…というような感じを「アレ」という言葉から受けます。
「アレ」＝「優勝」、年間大賞に選ばれるでしょうか。

そしてもうひとつ、「蛙化現象」、ご存じでしょうか。
もともとは心理学の言葉で、「好意を持つ相手が自分に好意を持ち始めると、
相手に嫌悪を感じる状態」のことです。
グリム童話の「蛙の王様」に由来するコトバですが、
これは嫌いだった相手を好きになるという逆の現象です。
(醜い蛙の姿だったが、実は王子様だったという話)。
ただですよ、この「好きな人が振り向いてくれたら、なぜか冷めちゃう」という「蛙化現象」、
若者の間では、また別の意味として定着しつつあり
「好きな人の些細な行動に冷めてしまうこと」というような意味。
誤用、間違った使い方ではありますが、
「フードコートでお盆をもって自分をキョロキョロ探している姿に好意が冷めた…」とか、
「支払いのときに財布を出してもたもたしている姿で
恋心が冷めてしまった…」なんていう事例が、
この間違った「蛙化現象」として議論されているんです。
「こんなことで好きな気持ちが冷めるの？！」とも感じますが、
「女心と秋の空」なんでしょうか…。
ただ、誤用が広まったことで、「新語・流行語」にまで上り詰めた「蛙化現象」、
いずれ誤用の方が正しい意味に置き換わるなんて日も来るのかもしれません。

この2つ「アレ」と「蛙化現象」は、ユーキャンの新語・流行語大賞と
SNSでの流行語大賞、どちらにもノミネートされたというわけですが、
「SNS流行語大賞」にのみ、ノミネートされた言葉も非常に興味深いものがあります。
それが「好ハオ」！
「いっぺこトーク」がまだ始めたての4/23の放送で、この「好ハオ」紹介していました！！
皆さん、どんな意味だったか覚えていますか？答えは…「チョベリグ」です。
この放送では、「あの時流行った言葉を今風に言うと？」という内容でお送りしました。
漢字の「好」にカタカナで「ハオ」と書くこの「好ハオ」、
自分の好きな人や物をお勧めするときに使う言葉です。

そして次が最後、SNS流行語大賞にノミネートされたコトバ「てぇてぇ」をご紹介します。
「尊い」→「とーとい」→「てぇてぇ」…今風に「尊い」を崩した言い方です。
「推しがてぇてぇ」というように、「神々しい！好き！」というような意味です。
この言葉、私が面白いな～と思ったポイントが、「尊い」ってもともと「たっとい」
と発音していましたよね。
「たっとい」が「とうとい」になって、「てぇてぇ」になっているという、
音の変化が興味深いんです！
「たっとい」と発音するよりも「とーとい」と発音する方が楽なので、
おそらくこの読み方が定着したと思うんです。
それがさらに楽に発音され、なんだか可愛らしい響きになって
今に至るというのが…なんともこの音の変化が私にとっては「てぇてぇ」というわけです。

皆さんの今年印象に残った言葉は、どんなものでしょうか。
「新語・流行語大賞」トップテンと大賞は、
今週末12/1(金)に発表されます。
どの言葉が大賞に輝くのか、要チェックです！