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北海道日本ハムファイターズのスタジアムDJ、
レバンガ北海道のホームゲームMCで培っている八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感（プレゼンス）あふれるスポーツの話題をお伝えしています。

今日は　『　プロ野球延長戦と日没のお話　』

5月24日、歴史上でどんなことがあったのかを調べていると
面白い記録が達成された日だったことがわかりました。
1942年の今日5月24日、プロ野球・大洋軍対名古屋軍の試合が
延長28回で日没によるコールドという試合があり、これが現在までのプロ野球において
世界最長延長記録となった試合なんだそうです。

よく聞く「コールドゲーム」この「コールド」という言葉は
コールドゲームとは何らかの理由により、審判員が打ち切りを命じた試合のことです。
例えば雨が激しくなってきて回復の見込みがない場合は「降雨コールド」。
1942年当時はナイター照明がない時代なので「日没」という理由で試合続行が不可能となり
「審判がここで試合をやめますというコール」をする・・それがコールドゲームという訳です。

ところで、現代のプロ野球は今年と去年は別として、
通常ならば12回で延長打ち切り回が決まっています。

ただ、なぜこの頃は決まっていなかったのか・・？
それは元々野球という競技には「引き分け」という考え方がなかったという
ことだからなんだそうです。

ですので、コロナ禍の去年と今年は別として、
現在でもメジャーリーグに「引き分け」というのは基本的にありません。
それなら1942年の今日達成された延長28を超える試合というのもありそうなものですが、
メジャー記録はそれに2イニング足りない26イニングが最長の延長回なんだそうです。

ただし、メジャーではどうしても回避できない理由がある場合・・
たとえば照明設備の故障などで試合が続行できなくなった場合や
延長時の止む見込みのない降雨などは「サスペンデッド」と呼ばれる再試合・・
途中で止めた試合の得点などを引き継いで後日行い決着をつけることがあります。

一方で、日本プロ野球の延長の規定は戦後セ・パ両リーグ、
そして時代によって変わっていきます。
セ・パともにデーゲームについては回数、時間無制限で行われていた時期が長く続きます。
一方照明をつけて行うナイターは1948年からスタートしていますが、
ナイターに関しては「22時30分まで」などの様々な形の時間制限が
1950年代初めの方から設けられてきたようですが、その時間制限が厳しくなってきたのが1974年。
両リーグともに「19:00以降は経過時間にかかわらず22:00を過ぎて次のイニングに入らない。
ただし、9回を満たさずに時間制限が来た場合であっても、9回までは必ず試合する」
という規定が設けられました。

その後延長戦の規定はセ・リーグが1990年〜2000年まで延長15回というのを行って以降、
2011・2012と去年、今年を除き、基本的には両リーグとも2001年からは
時間制限なしの延長12回までとなり、時間切れによるドラマ、
そして各本拠地のナイター設備の充実により日没での試合終了というのも見られなくなっていきます。
で、この日没に関してはかつてパ・リーグにだけ「再試合制度」
先ほどのメジャーリーグのようにサスペンデッドというのがありましたが、
2012年1月に再試合の規定自体がなくなり降雨、日没などは全て「コールドゲーム」となりました。

そんな希少価値の高い日没コールドゲーム、
実は直近3試合は全て北海道で起こっていることをご存知でしょうか？
1998年7月12日、帯広の森野球場で行われた横浜ベイスターズ対中日ドラゴンズ戦。
1999年6月20日、札幌円山球場で行われたオリックス・ブルーウェーブvs近鉄バファローズ戦。
その試合から20年。
21世紀に入って初の日没コールドが2019年8月28日釧路市民球場で行われた
北海道日本ハムファイターズVS埼玉西武ライオンズ戦。
まず、結果だけご紹介しますと10—8、8回表ノーアウト、日没コールドで埼玉西武ライオンズの勝利でした。
試合時間は3時間20分です。これだけを聞くと「ん？」と疑問が残りますが、
当日、僕は現場でアナウンスを担当していました。
この日、13時にプレイボールがかかったんですが、
朝から曇天で雨こそ降ってはいなかったんですが、日中でも暗い空のもとで試合が行われていました。

この日は両チーム打線が活発で点取り合戦が続きます。
ただ、5回裏終了くらいから3アウトチェンジになるたびに
審判4人が集まって何やら話しています。
そして、8回表、西武のキャッチャー森が放った打球を追ってるはずの
センター西川選手の動きが一瞬打球を見失ったような感じに見えて結局本塁打となった次の瞬間。
審判4人が集まって、球審の森さんがつかつかつかーっとAN室に寄ってきて、
コールしたのが「球審の森です。本試合を日没コールドゲームと致します」というコール、
これで日没コールドが成立したという、非常に珍しい現場に僕は居合わせたということになりました。

ちなみに8/28の釧路の日の入り時刻は18時05分、試合終了が16時20分でしたが、
もう野球できる明るさではなかったというのが理由です。
ほとんどの季節で屋外でのナイターなんて寒くてやってらんないという事情から
ナイター設備の球場がほとんどないという北海道ならでは試合である日没コールド。
7月に行われる釧路・帯広開催では日が沈む前に
きっちりファイターズには勝利をしてもらいたいものです。

今週のテーマは、「ちょっと贅沢たまにはご褒美」
コロナ禍で先の見えない状況が続いていますが
たまには息抜き！ご褒美が必要ですよね。
一概に高級なものを買う・食べるが贅沢ではないと思います。
あなたにとっての贅沢・ご褒美エピソードお待ちしています！

今朝は…
●小贅沢３連チャン！
発泡や第三とは違うビール！
カニカマではなく蟹缶！！
月に一度、絵柄を気にしない回転寿司の皿！！！

●結婚してからは全然出かけられないですが・・・
私は海外旅行が大好きで、
今までに20回ほど海外旅行へ出かけています。
結婚するまではフルタイムで忙しく働いていて、
1～2年に1度の海外旅行がご褒美でした。
航空券やホテルの予約はすべて自分でやっていました。
海外旅行に慣れてくると、キッチンつきのアパートを借りて自炊したり、
ホテルを予約せずに出かけたり、男女兼用のドミトリーに宿泊したり、
長距離バスを乗り継いでいろんな地方を訪れたり・・・
文字通りの大冒険なんです。
海外旅行には予測できないトラブルもつきものですが、
何度行ってもやっぱり興味が尽きません。

メール：asamimi＠stv.jp　FAX:011-202-7290
ハガキ・手紙: 〒060-8705 『ツルハ ハッピーライフ 毎日笑顔』の係までお寄せください！
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