●新型コロナ きのう新規感染者 道内359人 東京3081人
●緊急事態宣言発出後初の週末 土曜の人出減少
●札幌市 妊婦へのワクチンを優先
●高齢者ワクチン接種 3回目 来年1月にも開始
●沖縄でワクチンに異物 品質には問題ない
●米軍がカブールで再び空爆
●硫酸事件 大学生の容疑者 逃走資金用意か
●石狩市花川・苫小牧で火事相次ぐ
●札幌市西区 女児わいせつ事件 18歳の男を逮捕

●パラリンピック 競泳100m平泳ぎ・山口が世界新で金
●車いすT52 1500m佐藤が金
●ファイターズ 伊藤大海 プロ初完投・初完封 8勝目
●コンサドーレ 好機活かせず 首位川崎に完敗
●高校野球決勝 智弁和歌山が21年ぶり3度目の優勝 系列校対決
●きのうのプロ野球結果

【5時台】
M「ありがとう/石坂智子」

【6時台】
M「きらり/藤井風」

【7時台】
M「マイ・シャローナ/ザ・ナック」

北海道日本ハムファイターズのスタジアムDJ、
レバンガ北海道のホームゲームMCで培っている八幡淳ならではの目線と感覚で
臨場感（プレゼンス）あふれるスポーツの話題をお伝えしています。
　
今回は『 最後の4割打者テッド・ウィリアムズ　』

人は何らかのクセを持ち合わせているものです。
そんな癖を見破り見事な成績を収めたアメリカのプロ野球選手が
1918年8月30日生まれの大打者「テッド・ウィリアムズ」さんです。

テッド・ウィリアムズさんの本名はセオドア・サミュエル・ウィリアムズ。
アメリカカリフォルニア州サンディエゴ出身のプロ野球選手で
2度の三冠王を獲得するなど「打撃の神様」ともいわれました。
デビューから引退までをボストン・レッドソックス一筋で過ごしたいわゆるフランチャイズプレーヤー、
そして2021年時点でメジャー史上最後の4割打者でもあります。

高校在学中から早くもその野球の才能に注目が集まり、高校生にもかかわらず、
ニューヨーク・ヤンキースなどメジャーの一流球団からオファーを受けるほどで
1937年19歳の時に地元の球団であり当時はまだAAAだったパドレスと契約を交わし、メジャーリーグを目指します。
その後マイナーリーグでの活躍が認められ、1939年にウィリアムズさんはボストン・レッドソックスの選手となり、
メジャーデビュー。1年目から打率.327、31本塁打、145打点と大活躍し、いきなり打点王のタイトルを獲得します。
そしてメジャーデビュー3年目のシーズンとなった1941年、これ以降メジャーでも日本でも記録されていない
シーズン打率.406を達成、歴史に名を残します。

しかもこの時シーズン最終戦のフィラデルフィア・アスレチックスとのダブルヘッダーを前にした打率は.3995。
このまま出場せずにシーズンを終えても記録上打率は.400とされるので、記録の為に休むという選択肢もありましたが、
欠場の打診を断り、2試合共に出場。結局2試合で8打数6安打を記録して4割が確定させるというすさまじい集中力でした。
ここで、改めて野球における打率の計算をおさらいします。
4割を達成するには1試合5打席立ったとしたら5打数2安打が必要です。
これを日本のシーズン換算で143試合、毎回続けなければ到達できないという計算になります。
ただし、打率の計算式は「打数分の安打数」、
つまり分母には「四球」「死球」「犠打」「犠飛」「打撃妨害」「走塁妨害」は含まれない「打数」が反映されます。
例えば5打席立って2安打2四球であれば、3打数2安打で打率は.666ということになります。
ですから、いかに四球を選んで出塁できるかも打率を上げる大きな要素になるわけです。

その点で昨年注目が集まったのがF近藤健介選手の「打率4割」への期待です。
昨年は120試合で行われたシーズン、近藤選手は実際2017年にシーズン打率.413を記録しています。
ただしこれはシーズン中に腰の手術をした影響で57試合しか出場していない中での記録です。
僅か57試合出場とはいえ、この驚異的な打率を可能にしたのが、前年から取り組んでいた
「ビジョントレーニング」というもので、フラッシュ付きのサングラスのようなものをかけて、
壁あてして跳ね返ってきたボールに書いてある数字を読むというトレーニングをしたことです。
テッド・ウィリアムズさんもまた動体視力に長けていた方で、
悪球には全く手を出さず、.406の打率を残した1941年シーズンの出塁率は.553、
これは2004年にバリー・ボンズに破られるまでメジャー最高記録でした。

これだけで打率4割を記録できるほどプロの世界は甘くありません。
それはテッド・ウィリアムズさん以来4割打者が出現していない現状が物語っています。
そんな彼がもう一つ優れていた点が「記憶力」で、その日の試合で自分に投じられたボールのコース・球種をすべて記憶し、
ノートに記録していたとされ、ウィリアムズさんの著作『バッティングの科学』は、
この日々の記録を元に著されたのだそうです。つまり、今でいう「投手が投げる配球のデータ」を
蓄積していったというのも大きな要因でした。
そして、この「バッティングの科学」にはもう一つ重要なことが書いてありました。
それが「ピッチャーは、キャッチャーとサインを交換したうえで投げる。
だから、投球動作に入るときには球種が決まっている。
ストレートかカーブか、投げるときには、必ずどこかに癖が出ているはずだ。」という記述です。
ここで、「クセ」というものにこの本では初めて言及しますが、この癖探しはメジャーでは割と昔から行われていた手法です。

この記述に後に助けられ今や球界の常識となる戦法を編み出したのが野村克也さんです。
プロ4年目の1957年に打率3割2厘、ホームラン30本をマークし、ホームラン王のタイトルを獲得しましたが、
5年目と6年目は成績がガクンと落ち、壁にぶち当たってしまいます。
そんなときに出会ったのがテッド・ウィリアムズさんの著書「バッティングの科学」にあったクセへの言及でした。
当時癖をさがすという発想自体が無かった日本の野球界にあって、
その後野村さんは知人から16mmフィルムのカメラを借りて相手投手のクセ探しをし、攻略に成功。
更には相手バッテリーの配球データを洗い出して自身の打撃に生かしタイトルを獲得。
その成功体験を監督になってからも活用し、日本の野球に癖の研究とデータを根付かせることになります。
今やデータなしには成り立たないくらいの野球ですが、ウィリアムズさんの著書が無ければもう少しデータや
癖の研究は遅れていたかもしれません。

今週のテーマは、「自称ホニャララ研究家」
みなさん、何かしら詳しい分野ありませんか？
研究家は少しおおげさですが、食材に詳しい・お酒に詳しい・あの人の大ファン・
収集コレクター、オタクです！マニアです！などなど
あなたの「自称」研究家歴、変遷、お待ちしています！

●自称温泉研究家かな。大好きです。
水風呂でそこのサウナ状態がわかる。サウナの後に入ったら気持ちよくて
今でいう整う状態にしてくれる水温にしているところはもう最高です。
サウナ好き。まあ温泉も好きよ。
私の中で好きなのはやはり地元豊富温泉いいね〜！何度入ってもいいね〜！

●自称コーヒー研究家です。
社会人になってから、コーヒーを飲む機会が増え、1日に少なくても、3、4杯は軽く飲んでいます。
砂糖やミルクは入れず、ブラックで飲むのが大好きです。
外出先でコーヒーを飲む時は、その店のコーヒーがどんな味で、どんな感じだったかをいつも自己評価していますよ〜。
知人や友人から、美味しい店があるよ〜と聞けば、その店に行き味や香りのチェック。
美味しければ、自分のお気に入りの店として利用しています。
部屋でコーヒーを飲む時も、いろんなドリップコーヒーを買って飲み比べし、
このコーヒーは香りがいいだとか、これは私好みの味だとか、楽しみながら飲んでいます。
お気に入りのコーヒーの買い置きはありますが、それ以外に新しい商品を見つけ、飲み比べするのが楽しみの1つです。
入れ方を変えたりしても、微妙に味が変わったりして、楽しめたりしますよね。

メール：asamimi＠stv.jp　FAX:011-202-7290
ハガキ・手紙: 〒060-8705 『ツルハ ハッピーライフ 毎日笑顔』の係までお寄せください！
★毎週おひとりの方に、豪華花王製品詰め合わせをプレゼント