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●知床沈没事故　献花台役場へ
●ＮＮＮ全国世論調査　防衛力強化７割
●ロシア侵攻　ウクライナ側が反撃強める
●道内感染者９１０人　全国１万５千人
●１０億円給付金詐欺　家族だけで１０００万円超
●ノババックスワクチン接種はじまる
●クローゼットから赤ちゃん　２３歳の女を逮捕　東京・日野市
●京都市宇治川で子ども流される

●ウクライナ２２年サッカーＷ杯出場の夢ついえる　ウェールズに敗れ予選敗退
●きょうの大リーグ　エンゼルス大谷翔平選手２番ＤＨ出場もチーム１１連敗
●きのうのプロ野球交流戦結果
●全仏テニス　ナダル選手が２年ぶり１４度目∨
●ファイターズ・交流戦　阪神に今季４度目の同一カード３連敗
●コンサドーレ・ルヴァン杯　広島に０－３　次戦は１１日

【6時台】
M「あなただけI LOVE YOU /須藤薫」

【7時台】
M「ソー・ホワット/ P ! NK 」

北海道生活2年目の油野純帆ANが、179市町村のことをもっと知りたい！という好奇心から、
道内のご当地情報を紹介する超☆ローカルコーナーです！！
道内各市町村が毎月発行している広報誌や新聞記事などをもとにご紹介しています！

今回は日高町をチェック！
＜　旧日高門別駅が新しい町の魅力発信拠点へ　＞

日高町は北海道の中では気候も温暖で雪も少なく、畜産に適しているということから、
古くから馬の産地として位置づけられています。
また、門別にはホッカイドウ競馬場があり、サラブレッドの産地としても有名です。

そんな、放牧された競走馬の姿を窓から眺めることができた日高線が、去年の2021年4月1日に廃止。
1913年、木材などを運ぶため、苫小牧と鵡川の間に専用の「馬車鉄道」として誕生した日高線。
その後、日高町の海岸沿いに延伸してから、1927年の国有化、1987年の民営化を経て、
今のように自動車が普及するまで、地域の方の移動手段として、
多くの人に親しまれてきました。

100㎞を越える路線の多くは、苫小牧市からえりも岬の近くまでの壮大な太平洋の沿岸に沿っていて、
窓から見られる、潮風を感じながら優雅に歩く競走馬の姿に鉄道ファンに限らず、
多くの方が魅了されてきました。
そんな中、日高線の廃線により、廃駅になってしまったのが「旧日高門別駅」
最近では、テレビアニメやゲームなどの舞台として登場したことで、
日高町内の牧場や日高門別駅に注目が集まっているにも関わらず、
この魅力を発信するための観光拠点となる施設がありませんでした。

そこで、町内にある５つの駅舎のうち、
町内の中心部にあり、施設規模も大きかった「旧日高門別駅」を、
地域の方の駅舎や町並みをそのままの姿で残し、後世に残したいという想いに応え、
町の魅力を発信する拠点にすることを決めました。
ふるさと納税で募った資金をもとに、当時の雰囲気を残しつつも、
段差をスロープにし、車椅子が入りやすくするなどの改修を行いました。

そして、6月12日（日）に新たにオープンします！
駅前ロータリーにある、馬のシンボル像が象られた時計台のモニュメントがお出迎え。
駅の隣には待合室があり、町の憩いの場として、中にあるベンチで休憩できるようになっています。
駅舎の中に入ると「日高ホースカード」が展示されています。
「日高ホースカード」とは、日高町門別地区にある牧場で生まれ、
中央競馬などで活躍した名馬51頭が印刷された名刺大のカードです。
カードには、初の無敗で牝馬三冠を達成した「デアリングタクト」などの馬が
レースで優勝した時の写真が印刷されています。
このカードは去年と一昨年の期間限定で、町内にある飲食店などで配布。
全国から馬好きの方々が集まり、２万枚あった「日高ホースカード」は
１・２カ月ですぐになくなるほどの人気ぶりでした。
今後、配布の予定はまだ未定ということで、
そんな限りある貴重な「日高ホースカード」が駅舎内では見られるということです。

さらに、JRから寄贈された「キハ40・優駿浪漫カラー」という車両の側面部分の一部が
入り口入ってすぐのところに展示されています。
「キハ40・優駿浪漫カラー」の車体は青と白、そこに馬の顔が描かれたマークがあります。
優駿という名前の如く、太平洋沿岸を駆け回る馬のように日々、日高線を走っていました。
住民の方には大切な思い出の詰まった車両です。

さらに去年、写真や日高線にまつわるものを募集したところ、
町外の方から続々と集まりました。
中には、日高線含め、鉄道自体が好きでいろいろなものを集めていて、
「大切にしてくれる場所があれば」と当時売られていた切手セットで、
大切に保管してあったものを寄贈してくれた方もいたそうです。

12日のオープン日は、この日限定で線路を活用した「トロッコの乗車体験」ができます！
狩勝高原に「狩勝高原エコトロッコ鉄道」という旧根室本線の新内駅の線路上を
リサイクル品で作ったトロッコで走行できる施設があります。
この「狩勝高原エコトロッコ鉄道」のスタッフがもともと鉄道で働いていて、
なおかつ鉄道ファンということで、
今回、ボランティアで新得町から2時間ほどかけてトロッコを持ってきてくれます！
廃駅になった場所が、今では「狩勝高原エコトロッコ鉄道」として新たに生まれ変わり、
多くの方を楽しませていているということで、新内駅と同じように、
旧日高門別駅も盛り上げていきたいという想いが伝わってきます。

また、町内の地酒のラベルデザインがリニューアルするということで、
お披露目もかねて特別販売も行われます！
さらには、海産物やアスパラなどの特産品の販売やキッチンカーも！
セレモニーは午前10時からで、終了は午後5時まで。

今後は住民の方のやりたい！という声に応えて様々なイベントを行っていくということで、
今は写真展をしたいという案が上がっていて、これからに注目です！

今週末は日高町に新たな観光スポットが誕生する瞬間に立ち会うチャンス！
ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか？？