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札幌の歴史探訪!てくてく洋二〜新さっぽろ編

2021年8月18日(水)

札幌の歴史探訪!てくてく洋二〜新さっぽろ編

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北海道の知られざる歴史を、木村洋二アナウンサーと専門家が歩いて辿るコーナー「てくてく洋二」。今回は、現在再開発真っ最中の“新さっぽろ”から、歴史の痕跡を辿りました。
今回ガイドをしてくれたのはこのコーナーではお馴染み、札幌建築鑑賞会の杉浦正人さんです。

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現在再開発真っ最中、副都心と言われる新さっぽろ。今年、住宅専門家が厳選した北海道の「本当に住みやすい街」TOP10が発表され、第1位にも輝きました。

まず向かったのは、昭和52年に副都心のシンボルとして開業した「サンピアザ」。この建物は南北で高低差があり、その差は約3m50cm。南側の入口から入ると1階部分は半分地下になっており、どんどん下り坂になっています。
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もともとここには、陸軍の火薬などを保管する弾薬庫がありました。爆風が広がらない、すり鉢状の地形が望まれ、ここに建てられました。1960年代から人口増加に伴い、周りに住宅が増え、弾薬庫は万が一の時に危険なので移転されました。この弾薬庫がなくなり空き地になった事が、副都心構想のきっかけです。

同時に交通網も発達し新札幌駅が作られました。“新札幌”という駅名は、現在の貨物ターミナル駅から引き継いだ名前です。新札幌駅の隣にある商業施設には、高架下に国鉄時代の駅の名残が残っていました。建物が建て増しされたことで撤去された駅名の看板の跡が、建物の隙間に残っています。
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杉浦さんが保管していた31年前の新聞の記事には、未来の新札幌をイメージしたイラストが載っていました。当時の未来予想図とは異なる形ではありますが、再開発は進んでいます。

駅が完成した9年後、昭和57年に駅高架下にオープンしたのが新札幌名店街です。
coffee shop 駅馬車
【住所】札幌市厚別区厚別中央2条5丁目6-1
【電話番号】011-892-8933
【営業時間】平日8:00〜20:00(ラストオーダー19:00)、土曜日・日曜日・祝日9:00〜18:00(ラストオーダー17:00)
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    ●濃厚ナポリタン(玉子焼き付き) 850円
今年で創業40年、名店街が出来る前から営業されています。イスやテーブルは当時のまま、人気メニューは「ナポリタン」です。一般的なナポリタンの3倍のケチャップを使用しているそうです。
当時から変わらないもの、その一つがコーヒーが割引になるチケット。チケットには“国鉄新札幌駅1F”と昔の住所が記載されていました。
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続いては、新札幌駅から西の方へ。“厚別中央1条4丁目”へ向かいました。ここは、90年以上前は牧場でした。当時はここに川が流れていたので、牛の水飲み場として良かったのではと言われています。

かつてこのあたりにあった馬場農場のサイロが、現在も残っています。市営団地の中にたたずむ大きなサイロは1958年に札幌市が引き継ぎ、維持、管理しています。昭和62年、市営住宅の建てかえの際にサイロに「風見馬」が取り付けられました。このことについて杉浦さんは「農場の馬場さんへのリスペクトなのでは」と話しています。
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