ＳＴＶ札幌テレビ

北海道に潜むあらゆる謎や噂を解決していこう！というコーナー「福永探偵社」。今回は、札幌に続々オープンする精肉店急増の理由を調査しました。

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“おうち焼肉”のブームが高まる中、ここ数年、札幌に精肉店が10軒以上も誕生しています。調べると、去年と今年、市内にオープンした精肉店は全部で12軒に上ります。

【住所】札幌市清田区清田1条4丁目
【電話番号】011-887-8297
【営業時間】10:30〜17:00

まずは7月にオープンしたばかりのお店を調査しました。お店を切り盛りするのは、お肉が好きすぎて開業したという斉藤唯さん。オススメは、焼肉屋さんで特上カルビとして出される「ザブトン」。一頭から数キログラムしかとれない希少部位です。

かつては牛肉を仕入れる際、基本的にはカタ・ロース・バラ・モモなど4つの大きなくくりしかありませんでした。しかしここ数年は、13種類もの細かいブロックに分けて仕入れられるようになりました。

人気の商品を調査すると、購入数第3位は「タン元」。タンの根っこの部分で、1本から2割程度しか手に入らない希少部位です。2位は「ヤゲンナンコツ」、1羽から1つしかとれない胸の骨部分で、ナンコツが柔らかいのが特徴です。1位は豚の胃袋 「ガツ」と、王道以外が売れる傾向にあることが分かりました。
斉藤さん:焼肉店に比べると価格が安く、珍しいお肉をお家で食べられたら嬉しいという方が増えていると思います。

希少部位の人気が、精肉店の需要に繋がっているのかもしれません。

【住所】札幌市東区東苗穂1条3丁目
【電話番号】011-784-2909
【営業時間】10:30〜17:00
【定休日】日曜日・祝日

この7月は精肉店の新店ラッシュが相次ぎました。そのうちの一軒を調査しました。食肉加工場の裏にオープンした直売所です。切りたて、加工したばかりの新鮮なお肉が、約100種類も並んでいます。「肉おかずシリーズ」という自家製の味付け冷凍肉がお店の看板商品。人気はピリ辛の味噌味で味付けした「鶏セセリ」や、ネギ塩だれに漬け込んだ「牛タン」。珍しいニンニクとバジルで味付けした「ホルモン」もありました。

この7月にオープンした他のお店も、“味付け冷凍肉”を主体として扱っていることがわかりました。「肉屋の肉ヤ」は6月と7月だけで市内に4店舗をオープンさせた新勢力。商品名がユニークで、ほとんどが540円というお手頃価格で販売しています。

去年12月と今年7月にオープンしたのが、冷凍味付け肉専門の「北海道樽前工房」。自社で味付けした商品を約70種類販売しています。なぜ「味付け冷凍肉」のお店が増えているのか、北海道樽前工房の代表・西川麻友子さんに伺いました。
西川さん:キャンプなどに行って、バーベキューに使う方が多いです。そのまま焼くだけなので、余計な手間がかからなくて凄く楽です。パッケージングされているので汁漏れの心配もなく、お肉を保冷剤代わりに使っているという方もいます。

【住所】札幌市中央区南19条西8丁目
【電話番号】011-838-0451
【営業時間】11:00〜18:00
【定休日】月曜日

こちらは、今年1月にオープンした精肉店。お店に並ぶお肉は全て“鹿児島県産”です。このお店を始めたきっかけは、ご主人が鹿児島で食べた“茶美豚(ちゃーみーとん)”という豚肉の味を広めたいという想いからでした。茶美豚はとても貴重なお肉、お茶の成分・カテキンが入った飼料を食べて育ち、脂が甘いのにさっぱりと食べられるのが特徴です。冷凍ではなく生の状態で仕入れているので、鹿児島の味が北海道でもいただけます。

おうち焼肉の悩み、煙とニオイを解消できる焼肉グリルをご紹介しました。こちらのグリルはプレートが210〜250℃に保つように作られているので、脂が炎化せずに煙を抑えることができています。また、お肉の脂がプレートの溝を通って穴の中に落ちていき、あらかじめ貯めておいた水の中にうまく落ちるように作られているため、煙の発生を抑えることができるということです。