「HOKKAIDO LOVE」このコーナーでは毎週、道内のファミリー旅行や女子旅におすすめスポットをご紹介していきます。

今回ご紹介するのは、白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」です。
民族共生象徴空間ウポポイは、昨年７月に白老町に開業しました。
日本の貴重な文化であるアイヌ文化の復興・発展のための拠点になるナショナルセンターで、
先住民族アイヌの歴史と文化を主題とした日本初・日本最北の国立博物館「国立アイヌ民族博物館」、
先住民族アイヌ文化を五感で感じるフィールドミュージアムの「国立民族共生公園」、
アイヌの人々による尊厳ある慰霊を実現した「慰霊施設」などがあります。

公益財団法人アイヌ民族文化財団　民族共生象徴空間運営本部　企画広報部の今野裕太さんに
お話をお伺いしました。

現在「国立アイヌ民族博物館」では、『第２回特別展　ゴールデンカムイ　トゥラノアプカシアン
【杉本佐一とアシリパが旅する世界】』を開催しています。
２０１４年から「週刊ヤングジャンプ」に連載されている漫画「ゴールデンカムイ」の原作内容を中心に、
伝統的なアイヌ料理や動植物との関わり、当時のコタン（村）の生活などに関連する民具資料を
原画と共に展示。８月２２日まで開催しています。
その他、基本展示室では「言葉・世界・暮らし・歴史・仕事・交流」の６つのテーマについて
“わたしたち”というアイヌ民族の視点で紹介しています。

また「体験交流ホール」では、伝統芸能上演をしており、伝統的な歌と踊り、楽器演奏を
幅広くご紹介しています。最新の映像技術や北海道の美しい映像も取り入れた演出によって
アイヌの祈りの世界を体感できます。

また「夜のウポポイ」と題して、体験交流ホールで「屋外プロジェクションマッピングショー
カムイシンフォニア」を開催中。アイヌに伝わる創世神話をダイナミックなプロジェクション
マッピングショーで上映してます。映像、音、光り輝くオブジェや樹木が連動した美しい演出を
ご堪能ください。
その他、伝統的コタンでは、ムックリ演奏をお聞き頂けます。

見どころ一杯のウポポイ。皆様も今後の旅行の計画にぜひご検討ください。